「オンラインとリモートの違いがよくわからない」
新しい生活様式の浸透が進む今、仕事も毎日オフィスに通う形だけでなく、自宅や好きな場所から参加できる形も増えてきました。
この新しい働き方では「オンライン」や「リモート」などさまざまなワードが登場しています。
しかし、なんとなく使い方はわかっても、これらそれぞれのワードの意味や違いは正しく把握しきれていないという方は多いのではないでしょうか?
「オンライン」「リモート」をはじめとした新たなワードを正しく理解しておくことは、今後のビジネスをより円滑に進める上でも大切なことです。
そして各ワードの理解が済んだら、実際に導入を検討しましょう。
もちろん業種やビジネススタイルによっては、すべてをオンライン・リモートで賄うことはできないかもしれません。
だからこそ、導入できるポイント・やり方を考えていくことが、今後のビジネスを考えていく上で不可欠です。
そこで今回解説したいのは、以下のポイントです。
- オンラインとリモートの違い・それぞれの意味
- 新しいビジネスの形で欠かせないツール
- リモートワークでの会議の導入例
以上を軸に、今回はオンラインとリモートの違いについて解説します。
オンラインとリモートの違い
オンラインとリモートは、一見よく似ているワードのようですが、厳密にはそれぞれ意味が異なります。
もし間違った意味でこれらのワードを使ってしまうと、情報伝達に齟齬が出て同僚や取引相手を戸惑わせてしまうかもしれません。
そこでまずは、オンラインとリモートの違いから把握していきましょう。
それぞれのワードの意味とともに、その違いを解説します。
オンラインとは?
オンラインとは「インターネット回線に接続された状態そのもの」を指します。
ビジネスでは会議の際に使われることはもちろん、ネット通販やデータの送受信なども「オンラインで行うこと」に含まれるでしょう。
ネットサーフィンをしたり、ネット上で見つけたゲームで遊ぶのも、オンラインでできることに含まれるでしょう。
対して、インターネット回線に繋がっていない状態のことを「オフライン」と表す場合もあります。
リモートとは?
リモートとは「遠隔地から何かを行うこと」を指します。
英単語の「remote」が由来しており、直訳すると「遠隔から」「離れた場所から」という意味があります。
特にテレビやエアコンなどの「リモコン(リモート コントローラー)」にも使われていることを考えるとわかりやすいでしょう。
つまりリモートワークとは、オフィスに集まって仕事をするのではなく、オフィスを拠点として遠く離れた自宅から仕事ができることを指します。
現代ではリモートワークはネット回線を使ってオンライン上で行う場合も多いですが、遠隔地から仕事ができるのであればネット回線を使わずとも「リモートワーク」として成立します。
大きな違いはなに?
この2つはそれぞれ厳密には意味が異なりますが「仕事をすること」という点で見れば、非常に近しい意味を持ちます。
- オンラインワーク:ネット回線を利用して仕事すること
- リモートワーク:自宅などの遠隔地から仕事すること
オンラインは「ネット回線を使って」、リモートは「遠隔地から」という意味があります。
しかし、現代ではオフィス以外でオフィスワークをする際、多くの場合は自宅や遠隔地からネット回線を利用するでしょう。
そのためこの2つは確かに異なる意味を持ちますが、実際の仕事のやり方や内容は同じ場合が多く存在します。
オンラインとリモートワークで欠かせないアプリは?
これからオンラインやリモートワークを導入する場合、より個人が円滑にビジネスのやりとりができるよう、さまざまなツールを採用することが大切です。
ちょっとした同僚とのやりとりも、リモートであれば文面や音声通話を用いる必要があるため、より円滑にリモートワークを進められるツールを導入しましょう。
ここではオンラインとリモートワークをこれから導入する上で欠かせないアプリをご紹介します。
Zoom
昨今のリモートワークの普及に伴い一気に知名度が高まったのがZoomです。
まずはZoomの持つ魅力についてご覧ください。
- 主催者さえアカウントを持っていれば残りのメンバーは登録なしで参加できる
- オンライン会議中の背景を自由に設定できる
- データファイルをチャット上で自由に送受信・共有できる
Zoomはオンライン会議をより円滑に開催するために使えるアプリで、会議参加者全員がアカウントを持っていなくても、主催がアカウントを作成し会議ルームのURLを共有すれば、全員が参加できます。
また会議に参加する際は背景を自由に設定できるため、自宅の様子を映すことなく会議に参加できるのも大きな魅力です。
そのためZoomさえ導入すれば、同僚同士のやりとりは一気に加速化するでしょう。
LINE
LINEはプライベートでも使っている方は多いのではないでしょうか?
LINEはビジネスにおいても大きく役立つアプリです。
- 通話料無料の音声電話・ビデオ電話を利用できる
- チャット画面でメッセージのやりとりやデータの送受信が可能
- LINE WORKを導入するとビジネスがさらに円滑化
LINEの音声通話やメッセージのやりとりは日常的に利用している方も多く、新しいツールを覚える必要がなくスムーズに導入できる方も多いです。
またLINEはスマホアプリとしてはもちろん、PCからログインアカウントを設定すればデータの共有がさらに容易になるため、この点も大きなメリットだと言えます。
チャットワーク
チャットワークは無料で始められるビジネス向けのチャットツールです。
その特徴について以下でまとめます。
- データの送受信も容易なグループチャット機能
- ビジネスに使いやすい絵文字・リアクションラインナップ
- Googleアカウントと連携しながら操作できる
チャットワークは特にビジネス向けのチャットツールで、メッセージだけでなくデータやURLの送受信にも長けています。
またメッセージにはリアクションスタンプを送れたり、専用の絵文字が使えたりと、より円滑にやりとりをするための機能も多く備わっています。
スラック
ビジネス向けのチャットツールとして、スラックも挙げられます。
まずはスラックの特徴についてご覧ください。
- GoogleアカウントやDropboxと連携できる
- 送受信したメッセージをお気に入り登録できる
- 検索機能を使って見たいメッセージをすぐに見つけられる
グループチャットではたった数日前のやりとりだとしても、すぐに埋もれてしまいがちです。
しかし検索機能があれば読み返したいメッセージをすぐに見つけられるため、情報をより整理することにも長けたアプリです。
Googleカレンダー
Googleカレンダーはその名前の通り、Googleが提供しているカレンダー機能です。
ただカレンダーとして日付を確認できるだけでなく、以下のような機能も備わっています。
- 時間単位で細かく予定を記入・編集できる
- 記入したスケジュールにURLやデータをメモ書きできる
- 予定を色分けして複数人分のスケジュールを分けて記載できる
オンラインやリモートワークでは、どうしても各メンバーのスケジュールが不明瞭になりがちです。
だからこそ、ビジネスにおける予定をカレンダーで整理・共有することで、より円滑なリモートワークが実現します。
会議ツールをいれて手軽にリモートワークをしてみよう
近年ではオンラインで使えるビジネスツールもどんどん増えてきており、リモートワークを低コストで利用しやすい環境が整ってきました。
リモートワークは感染症対策だけを目的としたものではなく、働き方改革の一環としても今後増えていくことが予測されます。
だからこそ、会議ツールを上手く導入し少しずつリモートワークの基盤を整えていくことで、より自由な働き方ができる環境を整えていきましょう。
これからの時代働き方はどんどん多様化していきます!変化に捉えよう!
オンラインとリモートの違いは以下の通りです。
- オンライン:インターネット回線に接続した環境
- リモート:遠隔地・拠点とは異なる場所
このように、2つのワードの意味は全く異なるものですが、ビジネスにおいてはほとんど同じ形で行うもののため、ほとんど同じ意味合いで使われる場合が多く存在します。
しかし、仕事内容によって自宅からの働き方は変わってくるため、ビジネスの内容に合わせて新しい働き方を取り入れていきましょう。
この新たな働き方において非常に重要な意味を持つのが、日程調整です。
遠隔地から情報共有することが増えるからこそ、密に連絡を取り合える会議の機会を増やす必要があります。
しかし、会議の日程調整は人が多ければ多いほど煩雑になっていくでしょう。
日程調整ツール「スケコン」は、Googleカレンダーと連携し個人がそれぞれ予定を入れ込んでいくだけで、自動で日程調整できるツールです。
これらコミュニケーションの軸となるツール、業務をアシストしてくれるツールをフル活用することで、より多くの人が働きやすい環境を目指しましょう。