リモートワークの増加に伴い、Web会議の導入を考えてはいませんか?
Web会議を行うためには専用のツールが必要です。
Web会議用ツールはいくつか開発されていますが、利用者が増え続けているのが「zoom」です。
このzoom、無料タイプを含めて4つのプランが用意されており、どれを選べばよいのかわからない、という場合もあるでしょう。
そこでこの記事では、zoomの活用方法やプランごとの違い、年間費用などについて詳しくご紹介します。
zoomの活用方法
zoomはWeb会議用ツールの1つであり、次のような目的に使えます。
・Webミーティング
zoomを使うことにより、映像と音声を活用したWebミーティングを開催できます。
ネット環境さえあれば参加できるため、リモートワークがメインとなる企業や団体には特に役立つツールです。
また、オプションではありますが、最大で1,000名まで参加可能な点もzoomのメリットです。チャット機能や画面共用機能も使えるため、コミュニケーションがしやすくストレスの少ないミーティングが可能となります。
・社内研修
zoomにはホワイトボード機能も備わっています。
zoomのホワイトボードはテキストやスタンプ、矢印なども使えるため、社内研修にとても適しています。
またzoomには自動記録機能もあるので、研修をローカルやクラウドに保存しておき、研修に参加できなかった人とあとから共有することも可能です。
・オンラインセミナー
zoomならば大規模なオンラインセミナーも可能です。
ブレークアウトルームという機能があり、参加者を最大で50グループまで分割できます。
1グループには200名まで参加可能であり、オンラインセミナーでワークショップを開催する際に重宝します。
またセミナーは動画サイトにてストリーム配信できるので、セミナーの視聴者数はある意味無制限です。
zoomの4つのプラン
zoomには無料プランとともに、3つのタイプの有料プランが用意されています。それぞれの詳細は次のとおりです。
・無料プラン
無料プランは文字通り無料ですが、Web会議に必要な機能をほとんど使えます。
そのためとりあえず無料プランに登録し、使い勝手を確認してから有料プランへの移行を検討するとよいでしょう。
無料プランでは、主に次のような基本的機能を利用できます。
- 1対1の無制限利用
- 100人までのミーティング
- チャット機能
- ローカル録音・ローカル録画
- ホワイトボード機能
- 画面共有
ただし3人以上の会議の場合、40分しか利用できません。
40分以上会議したいときには、一度退出しなければならないので注意が必要です。
・Proプラン
Proプランでは無料プランの機能に追加し、さらに豊富な機能を使えるようになります。
それらの中でも特筆すべきものは「24時間連続使用」と「クラウド上に録音・録画」の2つの機能です。
40分という制限が事実上なくなるため、時間を気にせず会議ができます。
また、無料プランではローカルにしか録音・録画ができませんでしたが、Proになるとクラウド上に保存できるようになります。
なおProの月額料金は2,000円です。
・Businessプラン
Businessプランで追加される主な機能は、「300人までのミーティング」や「最小10名のホスト設定」、そして「ドメイン管理」や「会社のブランディング」です。
300人までミーティングできるようになるので、中小企業以上の規模の会社におすすめのプランとなります。
またミーティングルームに企業ロゴを設定できるため、会社のブランディングに役立ちます。
Businessプランの月額料金は2,700円です。
・Enterpriseプラン
zoomにおける最上級プランがEnterpriseプランです。
このプランから使用可能となる主な機能としては「500人までのミーティング」と「無制限クラウド保存」が挙げられます。
また、「500人参加のWebセミナーオプション無償付与」も要注目な機能です。
大規模なWeb会議が可能となるため、大企業に適したプランだと言えるでしょう。
また、クラウド保存が無制限になるのも大きなメリットです。Enterpriseの月額料金はBusinessと同じく2,700円です。
年間費用比較
zoomは月額でも契約できますが、1年以上利用する予定があるのなら年間での契約がお得なのでおすすめです。
zoomは公式と代理店の両方で契約可能であり、zoom公式と代理店の年額はそれぞれ次のようになっています。
・zoom公式契約
- 無料=無料
- Pro=20,100円
- Business=26,900円
- Enterprise=32,300円
Proは月額2,000円なので3,900円お得です。
BusinessとEnterpriseの月額は2,700円であり、Businessなら5,500円、Enterpriseなら100円安く利用できます。
公式サイトにはBusinessなら55,000円のお得と表示されていますが、Businessは最低10ライセンスからの開始であるため、5,500×10で総額55,000円得になる、という計算から導き出された数字です。
またEnterpriseは50ライセンスから開始なので、総額は最低でも1,615,000円となります。
Enterpriseプランの契約は要問合せです。
割引額から考えるとBusinessがお得に見えますが、BusinessとEnterpriseとでは使える機能が異なります。
特にEnterpriseの無制限クラウド保存機能はたいへん便利であり、この機能を使いたいがためにEnterprise契約を行う中小企業も存在します。
見かけ上のお得感だけで判断するのではなく、機能なども考慮して選択するのが肝心です。
・代理店契約
代理店契約の場合、年額は代理店によって異なります。
年額は要問合せというケースが多く、代理店によっては公式より高額になることもあります。
とはいえ代理店には「請求書払い対応」や「トラブル時に迅速な対応」などといったメリットがあるので、金額だけで判断するのは早計です。
公式での支払いはクレジットカード払いのみなので、大企業などは契約し辛いということもあるでしょう。
代理店なら請求書払いができるので、その点安心です。
公式とともに複数の代理店に見積もりを依頼し、金額とサービスを総合的に比較して判断するようにしましょう。
自社に適したプランを選んでzoomを活用しよう!
働き方改革や新型コロナウイルスの影響で、Web会議を開催する企業が増えています。
zoomはとても優れたWeb会議用ツールであり、リモートワーク時代に適したサービスであると言えるでしょう。
またzoomには無料と有料で合計4つのプランがあり、企業の規模や職種にあわせて選択できるのもメリットです。
この記事を参考にして自社に適したプランを選び、zoomを活用するとよいでしょう。