「Slackをもっと賢く使いこなせるようになりたい」
業務の電子化に伴い、ビジネス向けチャットツールを使う企業や個人は増えてきました。
そのチャットツールの1つとして、Slackが挙げられます。
チャットツールSlackは、ただメッセージのやりとりができるだけでなく、コミュニケーションを円滑化するためのさまざまな機能が搭載されており、広く使われています。
しかし、Slackの基本的な操作方法や便利機能については、まだよく把握しきれていない初心者もいるのではないでしょうか?
チャットツールは使いこなすことでよりビジネスを円滑化させられます。
そこで今回、解説するポイントは以下の通りです。
- Slackとはどんなチャットツールなのか
- Slackを導入することのメリット
- Slack無料版で使える機能
Slackの機能を最大限活用することで、より効率的なビジネスを目指しましょう。
Slackとはなにか
Slackとはアメリカで誕生したビジネスチャットツールです。
ビジネスツールは多機能で自分に合った形で使いやすいものであればあるほど便利ですが、同時に多機能なツールは複雑で操作を覚えづらい側面もあります。
そこでSlackは、シンプルで視覚的ながら必要な機能はしっかりと搭載することで、多くの人が使いやすいツールであることに重きを置いています。
そのためSlackはアメリカを中心に世界中に広まり、現在ではパナソニックをはじめ日本の大手企業にも導入するところが増えてきました。
以下ではSlackの持つメリットについて、さらに詳しくご覧ください。
Slackを使うメリット1. 過去のメッセージをすぐに検索できる
Slackの基本的な機能は、テキストでのビジネスメッセージのやりとりです。
チャット形式にすることで、より簡潔で迅速なビジネスのやりとりの形を実現しました。
さらにSlack内でやりとりした内容は各チャットルームの検索機能から簡単に遡ることができ、いつでも自分が見たい過去のメッセージにアクセスできます。
さらに過去のメッセージはチャットに新しく追加されたメンバーも閲覧できるため、ビジネスにおける追加メンバーがより情報を把握しやすい環境を作れることも、Slackの良いところです。
この検索機能はメッセージ内容からのワード検索だけでなく、送信日や送信メンバーの情報からも絞り込めます。
見たいメッセージをいつでも容易に見つけられれば、情報はより整理しやすくなるでしょう。
Slackを使うメリット2. 音声通話・ビデオチャットを利用できる
Slackではテキストメッセージだけでなく、音声通話やビデオチャットも利用できます。
音声通話・ビデオチャットはSlackの機能「Slackコール」を使って行うことになり、ZOOMなどと同様に、気軽に利用できます。
PC版では必要に応じてビデオチャットをしながら資料の画面共有も行えるため、WEB会議がさらに円滑化する機能としてもおすすめです。
ただSlackコール無料版は1対1での通話・ビデオチャットのみのため、グループ通話を利用したい場合は有料版を利用しましょう。
Slackを使うメリット3. ファイル共有を簡単に行える
Slackではチャットルーム内でファイルの共有も簡単に行えます。
ビジネスにおける資料や書類はどんどん電子化が進んでおり、電子データでのファイルの共有は非常に大きな意味を持ちます。
共有されたファイルは随時ダウンロードできることはもちろん、共有済みのファイルを検索にかけてすぐに見つけることも可能です。
Slackはスマホアプリ版・PC版どちらからでもログインできます。
ビジネスチャットはスマホで、ファイル共有はPCでなど、目的や用途に応じて複数の端末を使い分けると、より快適な仕事環境が実現するでしょう。
ただ、Slack無料版では共有できるファイル容量は1GBまでで、容量を拡張するには有料版を利用する必要があります。
大きな容量のファイルを共有する予定がある場合は、有料版への加入を検討しましょう。
Slackは無料で使えます
Slackは無料で利用できるビジネスチャットツールです。
簡単なメッセージのやりとりのみを目的とした導入であれば、社員数の多い企業でも低コストで導入できるでしょう。
以下ではSlackを導入することでできること、よりスムーズにSlackを活用する上で知っておきたいことをまとめます。
Slackでできることは?
Slackの基本的な機能についてまずはご覧ください。
- チャットルームの作成・ルーム内でのメッセージのやりとり
- チャットルーム内での音声通話・ビデオチャット
- ファイルの共有・ダウンロード(無料版は1GBまで)
- アクティビティログやタイムラインの作成
- リマインダー機能を使ったタスク管理
以上のように、Slackはメッセージのやりとりだけでなく、ファイルの共有や通話をはじめ多くの機能が搭載されています。
これらの機能を使いこなせば、ただ情報共有が容易になるだけでなく、ビジネスを効率化する上でも役立ちます。
例えばリマインダー機能を使って自分がやるべき業務をタスク化しておけば、忘れることなく業務を管理できるでしょう。
また検索機能を使えば必要なメッセージやファイルもすぐに閲覧できるため、この点も業務を効率化する上で見逃せない機能です。
外部連携でさらに多機能に
Slackはビジネスに役立つさまざまな連携機能が搭載されています。
GoogleアカウントやZOOM、Stockをはじめ、ビジネスをより円滑化する上で優れたサービスをSlackから利用できるため、必要に応じて活用するのも良いでしょう。
ビジネスにおける「ちょっとした不便」がツールによって解消されれば、よりスマートな業務が実現します。
これら外部連携サービスにも注目しながら、さらにSlackを有効活用することが大切です。
有料版で拡張される機能
Slackは無料で導入できますが、有料プランではできることがさらに拡張されます。
まずはSlack有料版で利用できる機能についてご覧ください。
- 3人以上での音声通話・ビデオチャット(最大15人)
- 1GBを超えるファイルのやりとり(1人10GBに)
- メッセージのアーカイブ数(1万件→無制限に)
- 外部連携できるツール数(10個→無制限に)
以上のように、無料版にはいくつかの機能で制限がありますが、有料版(プロプラン)にアップグレードするとそれらの制限が大幅に解消されます。
もちろんSlackの利用目的によっては、無料版で十分機能する場合もあるため、必要に応じてアップグレードを検討しましょう。
プロプランは月額850円から利用できます。
また、より円滑なメッセージのやりとりを考えている場合は、月額1,600円のビジネスプラスプランを利用するのも選択肢の1つです。
ビジネスプラスではプロプランの機能に加え、全メッセージの管理体制を強化、さらにSlackからの24時間サポートも利用できます。
Slackを使いこなして業務を円滑化しよう
Slackは「使いやすさ」にこだわられたビジネスチャットツールです。
リモートワークが増えて社員間のやりとりがメッセージ中心になった、ビデオ通話やファイル共有の機会が増えたのであれば、Slackを導入してそれらの業務を円滑化するのも良いでしょう。
最後に、Slackを導入することの魅力についてまとめます。
- シンプルで多くの人が操作を覚えやすいツール
- チャット検索やリマインダーで情報を整理しやすい
- 外部連携や有料アップグレードでさらに多機能に
チャットツールでのやりとりは参加メンバー全員がそのツールを使うことが前提となるため、使いやすさは非常に重要です。
さらにSlackにはただやりとりを円滑化させられるだけでなく、タスク管理をはじめ個人のビジネスを円滑化させる上でも重宝するでしょう。
また、ビジネスでのやりとりはチャットだけでなく、時には通話やビデオチャットを使ってリアルタイムで行うべきタイミングもあります。
これらのやりとりでは日程調整も非常に大きな意味を持つため、日程調整ツールを導入するのもおすすめです。
日程調整ツール「スケコン」は、参加メンバーがそれぞれにGoogleカレンダーに日程を入れ込むだけで自動で日程調整できます。
スムーズな日程調整を実現させることで、より円滑なビジネスを目指しましょう。