仕事を円滑に進めたいビジネスマンなら、社内でのコミュニケーションや情報共有をスムーズに行いたいと思うのではないでしょうか。
以前であれば、メールでコミュニケーションを取っていましたが、現在はビジネスチャットが主流です。
本記事では、ビジネスチャットを導入するメリットや選ぶポイントを解説します。
またおすすめのビジネスチャットも紹介するので参考にしてみてください。
ビジネスチャットとは
ビジネスチャットとは、仕事上で使うコミュニケーションツールのひとつです。
チャット上でやり取りできるので、手早くスムーズに情報共有ができます。
主にビジネスに使われる便利機能は以下の4つです。
- チャット機能
- グループチャット作成機能
- ファイル共有機能
- タスク管理機能
電話やメールよりも迅速かつ手軽にメッセージを送ることができるので、汎用性が高く導入しても損はしないでしょう。
ビジネスチャットのメリット
ビジネスチャットを導入するメリットはいくつかあります。
迅速なコミュニケーションが取れる
メールを使う場合、挨拶文の作成から内容・アドレスの選択など確認事項が多いため送受信に時間がかかってしまうこともあります。
スマホがあれば外出中や電車移動のときでもサッと確認・返信することも簡単にできるので、迅速にコミュニケーションを取りやすいでしょう。
複数人とやり取りできる
電話は1対1が基本ですが、ビジネスチャットはグループを作ることができるので1度に複数人に情報共有可能です。
また、過去のチャット履歴を確認できるので、あとから情報を確認することも簡単です。
メールのように1通ずつ確認しなくていいので、時間短縮にもつながるでしょう。
ファイルの送受信ができる
ビジネスマンは多くの資料作成をするでしょう。
しかし、相手が遠方にいる場合直接届けに行くことは時間的にも難しいことも。
ビジネスチャットなら画像やPDFなど、さまざまな形式のファイルを共有できます。
どんなビジネスチャットを選んだらいいかのポイントや基準
さまざまあるビジネスチャットの中から、どれを選んだらいいのか悩みますよね。
ここで選ぶポイントや基準について解説します。
使いやすさで選ぶ
どんなに機能があっても使いやすくなければ意味がありません。
社内のメンバーが使いこなせなければ迅速なコミュニケーションは取れませんよね。
多くの企業が導入しているものは、利便性が良く使いやすい可能性が高いです。
また導入後のサポートがあるかどうかも判断基準のひとつになるでしょう。
費用は妥当か
ビジネスチャットを導入する前に予算と合っているか確認しておきましょう。
月額費用がかかるサービスがほとんどで、初期費用も必要な場合もあります。
機能面と金額をチェックしてくださいね。
無料版もありますが、使える機能に制限があることが多いので有料プランに切り替えることも検討しておくといいでしょう。
必要な機能があるか
自社にとって必要な機能があるかどうか確認してから導入しましょう。
あとから「この機能が欲しかった」となったら、かかった費用がもったいないです。
ファイル共有やグループチャット機能は、はじめからサポートされていることが多いですが「未読・既読表示」のないビジネスチャットもあります。
ツールによって異なるので注意してくださいね。
社外とのやりとりが可能か
プロジェクトに社外のメンバーが加わることもあります。
同じチャット内に招待できたら仕事の効率は上がり、コミュニケーションを取りやすくなるので社外とやり取りができるかどうかも判断材料のひとつです。
ビジネスチャットのおすすめ11個を一挙紹介!
おすすめのビジネスチャットを11個紹介します。
Slack
URL:https://slack.com/intl/ja-jp/
Slackの特徴
- ビジネス用に設計されている
- リマインダー機能が優れている
- 外部ツールとの連携がしやすい
Slackの料金プラン(月額)
- 無料 ※機能制限あり
- プロプラン 925円(年払い)/1,050円(月払い)
- ビジネスプラン 1,600円(年払い)/1,800円(月払い)
Slackは世界的な大企業も導入しているビジネスチャットツール。チャット以外に、あらゆる業務効率化の機能を備えています。
Chatwork
URL:https://go.chatwork.com/ja/
Chatworkの特徴
- タスク管理、ファイル管理できる
- 音声通話、ビデオ通話ができる
- チーム管理できる
Chatworkの料金プラン(月額)
- 無料 ※機能制限あり
- ビジネスプラン 700円(年払い)/840円(月払い)
- エンタープライズプラン 1,200円(年払い)/1,440円(月払い)
Chatwork株式会社が提供している、ビジネスコミュニケーションに特化している国内産のチャットツール。
無料プランだと過去40日分のメッセージしか表示されないので、仕事で使う場合は有料プランにするとスムーズにコミュニケーションが取れます。
LINE WORKS
URL:https://line.worksmobile.com/jp/
LINE WORKSの特徴
- トーク画面がLINEと同じで使いやすい
- スタンプ機能を使える
- Bot機能が使える
LINE WORKSの料金プラン
- 無料 ※機能制限あり
- スタンダードプラン 450円(年額契約)
- アドバンストプラン 800円(年額契約)
LINEのように使えるビジネスチャットツール。普段使用しているLINEのように使えるので、なじみやすいでしょう。
ストレージ容量が、フリープランに比べて圧倒的に増えるので本格的に使うなら有料プランを選びましょう。
Microsoft Teams
URL:https://www.microsoft.com/ja-JP/microsoft-teams/group-chat-software
Microsoft Teamsの特徴
- Microsoft 365を活用できる
- ファイル共有機能が簡単に使える
- Web会議もスムーズに行える
Microsoft Teamsの料金プラン
- 無料 ※機能制限あり
- Microsoft Teams Essentials 500円(税抜き)
- Microsoft 365 Business Basic 750円(税抜き)
- Microsoft 365 Business Standard 1,560円(税抜き)
Microsoft社が開発、提供している提供しているMicrosoft 365アプリケーション。Teamsはチャット機能やビデオ通話にも対応しています。
ブラウザ対応しているので、アプリをダウンロードする必要がないのでどの端末からでも利用可能です。
Discord
Discordの特徴
- オーバーレイ機能
- メンバー管理機能
- ビデオ通話、画面共有機能
Discordの料金プラン(月額)
- 無料
アメリカで開発された無料ボイスチャットツール。ゲーマー向けのツールですが、最近ではビジネスの場でも採用されています。
目的別の部屋「チャンネル」を設置できるので、事業の案件ごとにメンバーを招待できるので資料や内容の共有がしやすいです。
Talknote
Talknoteの特徴
- コミュニケーション活性化機能
- HR機能
- 業務効率化機能
- 管理機能
Talknote株式会社がリリースした、国産の情報共有プラットフォーム。「組織の力を最大化する」ための環境作りをサポートしてくれます。
Talknoteの料金プランは非公開のため、問い合わせをしてくださいね。
WowTalk
WowTalkの特徴
- シンプルな操作性で扱いやすい
- タスクの振り分け、進捗状況の管理ができる
- 日報の入力やサンクスレターを送れる
WowTalkの料金の料金プラン
- 無料 ※機能制限あり
- シンプルプラン 300円(1ID/月)
- スタンダードプラン 500円(1ID/月)
- プロフェッショナルプラン 800円(1ID/月)
10,000社以上のさまざまな業種に導入されているビジネスチャットツール。社内コミュニケーションを活性化することができます。
社員の安否確認もできるので、災害時や緊急時にも重宝しますよ。
direct
directの特徴
- 情報伝達がスムーズにできるようシンプルなトーク機能
- アカウント管理や組織管理機能
- 業務をスムーズに行う連携ソリューション機能
directの料金プラン(月額・税別)
- フリープラン(10名まで)
- ベーシックプラン(10名まで)6000円
- プラスプラン(11~20名まで)12000円
- プレミアムプラン(21~50名まで)27,500円
- マックスプラン(51~100名まで)50,000円
建設業界を中心に4,000社以上に導入されている、国産のビジネスチャット。現場で働く幅広い年齢層のために、シンプルな操作性です。
人数が多いほど1人当たりの金額は低くなります。トークルーム作成上限が400、データ保存期間がないなど長期間使うことを考えるなら有料版を検討しましょう。
elgan
elganaの特徴
- 誰が読んだか一目でわかる、既読者確認機能
- 複数人による打合せ日程も簡単に調整することができるアンケート機能
- よく利用するトークルームを探す手間を省くピン止め機能
elganaの料金プラン
- 無料 ※機能制限あり
- ベースプラン 275円(1ユーザー/月)
- アドバンストプラン 734円(1ユーザー/月)
NTTグループ公式のビジネスチャット。ビジネスに特化していますが、チャット初心者にも操作しやすいです。
データ容量追加プランもあるので、データが増えても安心です。コミュニケーションの促進・ビジネスの効率化を図るなら有料プランの導入を検討してみてくださいね。
Google Chat
URL:https://workspace.google.co.jp/intl/ja/products/chat/
Google Chatの特徴
- グループチャットやダイレクトメッセージ機能
- ビデオ会議機能
- 共同編集機能
Google Chatの料金プラン(月額・税別)
「Google Workspace」に含まれているチャットツールのため、「Google Workspace」の導入料金を説明します。
- Business Starter 680円(ビデオ会議は100人まで参加可能)
- Business Standard 1,360円(ビデオ会議は150人まで参加可能)
- Business Plus 2,040円(ビデオ会議は500人まで参加可能・出欠確認)
Google社が提供するビジネス向けのチャットツール。GoogleカレンダーやGmailなどのGoogleサービスと連携でき、情報共有や業務効率化ができます。
会議参加可能人数に合わせてプランを選んでみてくださいね。
yaritori
yaritoriの特徴
- 問い合わせ対応を効率化
- メールとチャットの分散による弊害を防ぐ
- カスタマーサポートや営業など対外的なメール対応が多い企業にオススメ
yaritoriの料金
- 1ユーザー月額1,980円〜
- 初期費用無料、最低契約期間なし
- 無料トライアル7日間
yaritori は、リモートワークにおけるコミュニケーションを促すことができるメール共有システムです。
料金やサービスの詳細についてはお問い合わせください。
ビジネスチャットをしていてスケジュール調整したくなった場合
社内外問わずビジネスチャットを使って仕事をしていると「話をしながら決めようか」と会議などスケジュール調整をすることも出てきます。
そういったときは「Schecon」がおすすめです。
利用しているビジネスチャットが「Slack」や「Chatwork」なら連携することができます。
『Schecon』が「Slack」「Chatwork」と連携できるようになり、さらに便利になりました!
こちらの記事も参考にしてみてくださいね。
ビジネスチャットはいまや社内外での必需品!業務を円滑にしていこう
ビジネスチャットは、円滑に仕事を進めていくうえで欠かせないツールです。
社内のコミュニケーションを良くするだけでなく、社外との連携も図りやすくなります。
それぞれのツールの特徴を理解して、自社にあったビジネスチャットを導入してくださいね。
【参考】ビジネスチャットを導入するならSaaS・