Googleカレンダーには、決まった時間に通知を行う「リマインダー」という機能があります。
このリマインダー機能を活用すればやるべきことを確実に通知して、ど忘れを防ぐことが可能です。
カレンダーを共有している場合、リマインダーも相手と共有することができるかは気になる人も少なくないことでしょう。
今回はGoogleカレンダーでリマインダーを設定する方法や、共有の可否について解説します。
Googleカレンダーでリマインダーを設定する方法
リマインダーを設定する際には、設定したい日時を選択して予定の追加画面を開きしょう。
その後、予定名を入力した上で「リマインダー」を選択することで、この予定はリマインダーとなります。
毎日、毎週、3日おきなど特定の周期で繰り返し通知させたい場合は、繰り返しのドロップダウンボックスを開いて一覧から選ぶか、一番下の「カスタム」を選択して繰り返す間隔、繰り返しを行う日付、繰り返しの終了日や繰り返し回数を設定してください。
終日通知を出しっぱなしにする場合は終日ボタンにチェックを入れます。
設定を終えて保存ボタンを押すと、カレンダー上にリマインダーが追加されます。
時間が来ると、PCの場合はブラウザ上に、スマートフォンやタブレット端末の場合は端末の通知機能にリマインダーの通知が表示されます。
リマインダーの通知を終了させたい場合はカレンダー上でリマインダーを選択し、リマインダーの詳細表示画面から「完了とする」を選択するとリマインダーは完了状態となり、取り消し線が引かれた状態で表示されます。
完了状態となったリマインダーはもう通知を行いません。
また、リマインダーそのものを削除したい場合は詳細画面からゴミ箱のアイコンを選択することでカレンダーから削除されます。
Googleカレンダーのリマインダーは他人と共有できるのか
さて、Googleカレンダーのリマインダー機能は他のユーザーアカウントと共有することは可能なのでしょうか。
結論から言えば、不可能です。
リマインダーは専用のカレンダーで管理されますが、このリマインダー専用カレンダーは共有設定がありません。
また、リマインダー登録画面にもリマインダーに他のユーザーを追加するといった機能はないため、リマインダーは自分のユーザーアカウント専用のものと考えて差し支えないでしょう。
では、複数のデバイスで1つのGoogleアカウントを使っている場合はどうでしょうか。
この場合は共有が行われます。
例えば夫婦で1つのGoogleアカウントを共有して使っている場合、旦那さんが仕事場のPC上で夫婦のGoogleアカウントにログインしてリマインダーを登録すると、同じアカウントにログインしている自宅の奥さんがGoogleカレンダーを開くと、旦那さんが登録したリマインダーを確認することが可能です。
スマートフォンやタブレット端末も同様で、奥さんが自宅のPCから登録したリマインダーは、同じアカウントにログインしている旦那さんのスマートフォンからも確認することが可能です。
もちろん、リマインダーに設定された日時を迎えれば、同じアカウントにログインしているすべてのデバイスで同時に通知が表示されます。
リマインダーとよく似た機能
Googleカレンダーのリマインダーとよく似た機能に、予定の通知機能があります。
これは予定の開始時刻よりも前に通知を行うもので、10分前、1時間前、前日などのように予定の開始日時から指定した時間分遡った日時に通知が行われるというものです。
10分後に会議がある、明日は参観日などのように、予定の日時が迫っていることを知らせるための機能と言えるでしょう。
予定の登録画面上にベルのマークで示された設定項目で、予定の通知に関する設定を行うことが可能です。
予定の通知機能を上手く活かせば、リマインダーのような使い方をすることも可能です。通知時刻を0分に設定すると、予定の開始時間を迎えると共に通知が行われます。
予定の繰り返し設定も行えるため、リマインダーと同じ感覚で使うことも不可能ではありません。
さらに、予定は他のユーザーと共有が可能なため、通知時間を0分とした予定を共有すれば、他のユーザーにも予定の開始時刻と共に通知を行うことが可能です。
この方法の欠点としては、設定がリマインダーよりも煩雑な点、ワンクリックで終了できない点が挙げられます。
それ以外の使い勝手はリマインダーと変わらないため、他のユーザーとリマインダーを共有したい場合には予定の通知機能を使い、自分だけに通知を表示させたい場合はリマインダー機能を使うといった形で使い分けるのがベストと言えるでしょう。
転ばぬ先のリマインダー機能
人間誰しもうっかりミスはしてしまうものです。
しかし、Googleカレンダーのリマインダー機能を使えば、忘れてはいけない重要なことを通知の形で思い出させてくれるため、うっかりミスやど忘れの発生確率を大きく下げることができるでしょう。
「絶対に忘れてはいけない」
「これに限ってはミスが許されない」
といった場面では、リマインダー機能を活用することをおすすめします。