【年収アップの近道】転職にはリファラル採用一択!メリットとデメリットを解説!

「転職したいからとりあえず転職サイトに登録した」

転職を考えるなら、まずこのような手段を思い浮かべる方は多いのではないでしょうか?

確かに転職サイトはエージェントが対応してくれるサービスや中途採用の求人を多く閲覧できるなどのメリットがあります。
しかし、この方法では本当に自分にマッチする企業に転職できるかどうかは運次第な側面があるのも事実です。

求人や採用面接では人事担当者も転職希望者もお互いの内側がよくわからず、採用されても満足のいく職場環境を得られず早期退職してしまう…といったパターンにも陥りがち。

そこで、今転職を考えている方におすすめしたいのが『リファラル採用』という新しい形の採用方法です。

リファラル採用とは、社内の人間の紹介を経て採用面接を受ける方法です。

自分の素を知り、実際にその企業で働いている友人からの紹介であれば自分が働きやすいと思える職場を見つけられる確率は格段に上がるでしょう。

では、リファラル採用にはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。

今回はリファラル採用の仕組みとともに、そのメリット・デメリットについてそれぞれ解説いたします。

リファラル採用とは?

まずはリファラル採用の流れについて、よくあるパターンに当てはめて順を追って解説いたします。

①ある企業の人事担当者が社内の開発部門として新たに技術者を採用したいと考えている
②技術者の採用のためリファラル採用の導入を決める
③社内にリファラル採用の実施とともに、自社にマッチする人にツテがあれば紹介を促す
④開発部門の社員Aから転職活動中の学生時代の同級生Bを紹介してもらう
⑤同級生Bの採用面接・試験を行い、スキル・人格に問題がないと判断し採用する
⑥BをAと同じ開発部門に配属し、Aを教育係に付けて業務をスタートする

リファラル採用の軸は「社員の紹介」です。

この紹介は社内の人間であれば役職や階級は問われません。

むしろ採用したい部門で働いている社員であれば、現場がより求めている人材を見つけられる可能性が高まるでしょう。

もちろん紹介を経て採用面接や採用試験は行いますが、採用活動における時間やコストは大幅にカットでき、より効率よく自社に合った人材を採用できることで注目されています。

リファラル採用のメリットは?

リファラル採用を導入することにはさまざまなメリットがあり、リファラル採用を導入する企業は今どんどん増えてきています。
ここではリファラル採用のメリットについて3つご紹介します。

人材のミスマッチがない

人が会社を辞める理由として多いのが、社内の人間関係や労働環境をはじめとした、仕事内容ではなく「社内そのものの雰囲気」に対する不満です。
これは一概に「どんな社内環境であれば人が辞めにくいのか」結論づけることはできず、あくまでもその人の性格との相性が大きく影響します。

そこで、人を採用する際は本人が優秀かどうかはもちろん「自社の雰囲気にマッチする性格・考え方の持ち主かどうか」を見なければいけません。

しかし、通常の採用面接ではどうしてもお互いに取り繕ってしまう部分があり、性格面での相性の良し悪しを判断することは非常に困難になってしまいます。
しかし、リファラル採用は本人の素の部分を知る社員の紹介を経て採用するため、ミスマッチの確率は大きく減らせます。

また転職希望者側から見ても、実際の社内の雰囲気や人間関係はどうなのか、知人である社員を通して伺うことができる上、採用後は社内に以前からの知り合いが1人はいることになります。

そのため社内に溶け込むハードルが下がり、早期退職のリスクを大きく減らすことにも繋がるでしょう。

採用コストが削減できる

ミスマッチや早期退職のリスクを減らせることに加え、リファラル採用であれば採用候補者の人数自体も減り、採用コストを大きく削減できます。

例えば転職サイトに求人を掲載した場合は10人の面接を行うところ、リファラル採用であれば3人ほどに絞って面接を行える可能性も。

候補者が減れば採用コストをカットできることはもちろん、より1人1人の採用に時間を掛けられるようになります。

じっくりとその人を見た上で、本当に自社にマッチする人材なのかを見極めていく時間ができれば、より着実で意義のある採用となるでしょう。
またリファラル採用だからこそ、1つの選考に時間は掛けつつフローはより簡潔な選考フローで採用活動を行なっていくのも選択肢の1つです。

市場に出ていない人材を獲得できる

転職は人生において大きな決断です。
そのため転職に興味がある方の中には「今の会社に不満はあるけれど、きっかけも無いのでそのまま働き続けている」という「転職潜在層」も存在します。

この転職潜在層を集めることができるのは、リファラル採用ならではの強みです。

また転職潜在層であれば複数の企業の求人を見ていることも少なく、自社のリファラル採用に単願で採用面接を受けてもらえる可能性もあります。
単願であれば、採用決定後に内定辞退される可能性も低く、より確実な採用活動を実現できるでしょう。

特に技術職や専門職など、採用したい人材に求めるスキルや経験が絞られていて募集を掛けても集まりにくい場合も、リファラル採用は大きな意味を持ちます。

技術職や専門職の場合は学生時代の同級生など同じスキルを持つ人同士で横の繋がりがある場合も多く、より円滑に求めるスキルを持つ人材を確保できるでしょう。

リファラル採用の費用や留意点は?

一方で、リファラル採用にはデメリットや実施の上での留意点も存在します。
ここではリファラル採用を実施する上での費用面や留意点についてご覧ください。

採用成功時のインセンティブのみ

リファラル採用で重要なのが社員の紹介です。
しかし、いくら業務を効率化するための採用と言えど社員に紹介を依頼する以上は、それに見合った報酬がなければ積極的に動いてはもらえません。

そこでリファラル採用のために社員が行動してくれた場合、相応のインセンティブを準備する必要があり、このインセンティブについては事前に明確な取り決めをしておく必要があります。

インセンティブの発生条件はいくつか選択肢はありますが、中でもおすすめしたいのが「採用成功時にインセンティブを渡す方法」です。
不採用でもインセンティブが発生するとなると「誰でも良いから紹介しよう」との発想に移ってしまう場合もあります。

しかしあくまでも「採用された場合」とすることで、より自社にマッチする人材を丁寧に見定めてもらえるでしょう。
もちろんインセンティブと同時に「では自社にマッチする人材とはどんな人なのか」も共通の認識として周知しておくことも忘れてはいけません。

ルール設計が難しい

リファラル採用はまだまだ新しい採用方法で、企業によって選考フローやシステムが異なるため、自社でルール設計していく必要があります。
特にリファラル採用の実施前に決めておきたいルールが以下の通りです。

・インセンティブの発生条件・金額について
・リファラル採用を実施する目的の社内への周知
・リファラル採用の場合の具体的な選考フロー
・採用後の教育制度・フォローマニュアル
・リファラル採用の採用基準(業種ごとに決めるのが望ましい)

「社員の紹介」であるからこそ、リファラル採用で雇用された社員は溶け込みやすいと同時に「普通とは異なる採用方法で入ってきた社員」だと見られてしまう恐れもあります。
だからこそリファラル採用の仕組みや採用後のフォロー体制を確立しておくことで、採用後もスムーズに業務を進められる仕組みを作っておく必要があります。

リファラル採用は軌道に乗れば最高の手段です!

リファラル採用は採用コストのカット・企業にマッチする人材の発掘どちらの点で見ても非常にメリットの多い採用手段です。
導入のためにはしっかりとした基盤作りは必要ですが、採用する側・される側どちらから見ても快適な転職手段として確立されるでしょう。

もちろんリファラル採用において紹介はもちろん、紹介を受けたあとの採用面接・面談も非常に重要です。

この採用面接や面談を円滑に進めるため、日程調整ツールを活用するのも良いでしょう。

『スケコン』は1対1の面談から複数人での予約調整まで、スケジュール帳感覚で予定を入れ込むだけでAIが自動で日程調整してくれるツールです。
スマホからでも簡単に扱えるツールなので、より円滑なリファラル採用を目指している方は、ぜひ合わせて導入を検討してみてください。