- 大人数の宴会で最初に捨てる前提
- 手順1:制約から候補日を絞る
- 手順2:候補日を投票形式で聞く
- 手順3:会場を並行して押さえる
- 手順4:確定後の告知
部署全体や全社規模の宴会・パーティーの幹事は、通常の飲み会とは難易度が違います。人数が多いほど全員が空いている日は存在しなくなり、しかも会場を押さえるには日程の確定が先に必要です。
この記事では、大人数の宴会における日程調整の進め方と、会場手配を含めた幹事の段取りを解説します。少人数の飲み会とは別のやり方が必要です。
大人数の宴会で最初に捨てる前提
「全員が参加できる日を探す」のをやめてください。30人規模なら、全員が空いている平日の夜はまず存在しません。探し続けるほど日程が後ろ倒しになり、会場も埋まっていきます。
正しい目標は「参加できる人が最も多い日を選ぶ」ことです。この切り替えができるかどうかで、決まる速さがまったく変わります。
手順1:制約から候補日を絞る
いきなり全員に希望を聞くと、収拾がつきません。先に条件で絞ってから聞きます。
- 必ず出席すべき人の予定 … 主賓、役員、部門長。この人たちが出られない日は除外
- 繁忙期を外す … 月末、決算期、大型案件の納期前
- 曜日を決める … 金曜は会場が埋まりやすく費用も上がる。木曜が狙い目
- 会場の空きがある日 … 12月の忘年会シーズンは3か月前でも埋まっています
この4つで絞ると、候補は3〜5日程度になります。ここまで絞ってから全員に聞くのが要点です。
手順2:候補日を投票形式で聞く

「いつがいいですか」と自由回答で聞くと、集計できません。絞った候補日に対して○×を付けてもらう形にします。
- 回答期限を明記する … 「今週金曜まで」。期限がないと半分は回答しません
- 未回答者が分かる形にする … 誰に催促すべきかが一目で分かること
- 「どちらでもよい」の選択肢を入れる … ○×だけだと迷った人が回答しません
参加者が社内だけなら、全員のカレンダーの重なりから候補を出す方法もあります。「社内予定調整」の使い方を参照してください。人数が多い場合の一般的な進め方は複数人・大人数の日程調整のやり方にまとめています。
チャットで集めるときの注意
Slack(スラック)やChatwork(チャットワーク)で聞くと発言が流れ、集計が困難になります。投票機能を使うか、回答が1か所に集まる形にしてください。ツール別のやり方はチャットツールでの日程調整テクニックで解説しています。
手順3:会場を並行して押さえる
宴会特有の難所がここです。日程が決まらないと会場を押さえられず、会場が埋まると日程が無駄になります。
解決策は、候補日を絞った段階でその候補日それぞれについて会場の空きを確認しておくことです。
- 候補日を3〜5日に絞る
- 各候補日で会場の空きを問い合わせる(この時点では仮)
- 空きがある日だけを投票にかける
- 投票結果が出たら即座に本予約
仮押さえができる会場なら、キャンセル期限を確認したうえで押さえておきます。「投票してから会場を探す」と、繁忙期はまず取れません。
手順4:確定後の告知
| 項目 | 伝えること |
|---|---|
| 日時 | 開始時刻と終了予定時刻。二次会の有無も |
| 会場 | 店名・住所・最寄り駅・地図のリンク |
| 会費 | 金額と集金方法。事前徴収か当日か |
| 出欠の最終期限 | キャンセル料が発生する日を明記する |
| アレルギー・苦手なもの | 人数が多いほど確認が必要 |
| 幹事の連絡先 | 当日の遅刻・欠席の連絡先 |
カレンダー招待を送る
チャットやメールの告知だけでは忘れられます。全員のカレンダーに予定として入れることで、当日の欠席が大きく減ります。
手順5:直前の人数変動に備える
大人数の宴会では、直前のキャンセルが必ず出ます。キャンセル料の発生日を全員に周知し、その日に最終確認を取ってください。
- 会場のキャンセル規定を確認する … 何日前から何%かを把握しておく
- 最終確認の日を決めて告知する … 「◯日以降のキャンセルは会費をいただきます」
- 欠席者の会費の扱いを事前に決める … 後から揉めないように
まとめ
大人数の宴会の予定調整は、全員が出られる日を探すのをやめ、制約で候補を3〜5日に絞り、会場の空きと並行して確認し、投票で決めるという順序で進めるのが確実です。
社内の懇親会は社内懇親会・歓送迎会の日程調整をスムーズに決める方法、接待の場面は接待ゴルフの日程調整と段取り、大人数の調整一般は複数人・大人数の日程調整のやり方もあわせてどうぞ。


