- 歓迎会の幹事の全体スケジュール
- 1. 主役に聞くこと
- 2. 日程の決め方|新人の予定を最優先に
- 3. 店選び|新人が話しやすい店
- 4. 席次|新人を中央に
歓迎会の幹事が忘れがちなのは、主役の新人は誰のことも知らないという事実です。周りは盛り上がっているのに、本人だけが話に入れない歓迎会は珍しくありません。幹事の仕事は、日程と店を決めることではなく、新人が来やすく、話しやすい場を作ることです。
この記事では、歓迎会の幹事がやることを、その視点で整理します。
歓迎会の幹事の全体スケジュール
歓迎会は入社・異動から2〜3週間以内に開くのが目安です。遅れるほど「今さら」感が出ます。
| 時期 | やること |
|---|---|
| 入社1週目 | 主役に都合とNG(食べ物・お酒)を聞く。候補日を出す |
| 入社2週目 | 日程を確定する。店を予約する。案内を出す |
| 開催3日前 | 出欠を締める。店に人数を伝える。進行を決める |
| 前日 | リマインド。乾杯・締めの挨拶を頼む |
| 当日 | 受付・集金・自己紹介の進行・締め |
1. 主役に聞くこと
新人は「会社の飲み会に何と答えればいいか」が分かりません。幹事から具体的に聞いてあげるのが親切です。
- 都合の悪い日 … 引っ越し直後や、前職の送別会が残っていることがある
- お酒を飲むか … 飲まない人に飲み放題の店は居心地が悪い
- 食べられないもの … アレルギー・宗教・好き嫌い。店選びに直結する
- 苦手なこと … 「一発芸」「大人数」など。無理をさせない
この確認を「面倒だから」と省くと、主役が楽しめない歓迎会になります。5分で済むので必ずやってください。
2. 日程の決め方|新人の予定を最優先に
歓迎会も送別会と同じく、主役の都合で候補日を絞り、参加者にはそこから選んでもらう形にします。ただし新人は「何でも合わせます」と言うので、幹事が本人の負担が少ない日を提案してあげてください。
- 入社直後の月曜・火曜は避ける。まだ疲れている
- 週の後半、木曜か金曜が定番
- 研修期間中なら、研修の終了時刻を確認する
参加者への打診と集計は、候補日を2〜3つ出して○×を集めれば十分です。部署全体で10人を超えるなら、社内懇親会・歓送迎会の日程調整で紹介している方法で、ツールに集計を任せてください。候補日の出し方・締切の決め方は飲み会の日程調整をスマートに決める方法と共通です。

3. 店選び|新人が話しやすい店
歓迎会の店は「盛り上がる店」ではなく「話しやすい店」を選びます。
- 静かめの個室。騒がしいと新人は聞き取れず、話に入れない
- テーブル席。掘りごたつや座敷は席の移動がしやすく、新人が孤立しにくい
- コース料理。注文で気を遣わせない
- 会社から近い。新人はまだ土地勘がない
- 主役のNG(食べ物・お酒)に対応できる店
4. 席次|新人を中央に
幹事が当日にやるべき最も重要なことは席の配置です。
- 主役はテーブルの中央。端だと隣の人としか話せない
- 主役の両隣に話しやすい人を置く。直属の先輩や同年代
- 役職者は主役の正面か斜め前。隣だと新人が緊張する
- 途中で席替えの時間を作ると、新人が全員と話せる
5. 自己紹介の進行|新人だけに話させない
歓迎会の定番は新人の自己紹介ですが、新人だけが話す形は緊張させるだけです。
- 先に既存メンバーが自己紹介する。名前・担当・一言。一人30秒
- そのあとに新人の自己紹介。「質問タイム」を入れると会話が生まれる
- 幹事が質問を2〜3個用意しておく。「休日は何を?」「前職では?」など無難なもの
- 一発芸や無茶振りはやらない。主役が引く
6. 会費と案内
歓迎会は主役の会費を取らないのが一般的です。その分を参加者で割るか、会社の福利厚生費から出るかを、案内に明記してください。
件名:【出欠確認】◯◯さん歓迎会のご案内(4月18日)
お疲れさまです。◯◯です。
4月に入社された◯◯さんの歓迎会を開催します。日時:4月18日(金)19:00〜21:00
場所:◯◯(住所・地図URL)
会費:4,500円(主役は無料。当日受付でお預かりします)
出欠:4月11日(金)までに返信をお願いします。ご参加お待ちしています。
案内を出しても返事が来ないときの催促や、日程変更が入ったときの再案内の文面は日程調整メールの書き方と例文集にまとめています。
当日の挨拶|歓迎の言葉は具体的に
◯◯さん、ようこそ。◯◯さんが来てくれて、チームの戦力がぐっと上がりました。分からないことは何でも聞いてください。今日は気楽に楽しんでください。それでは、◯◯さんの入社を祝して、乾杯!
「ようこそ」だけでなく、「来てくれて助かっている」という具体的な一言を入れると、新人は安心します。
歓迎会の目的は「明日から話しかけやすくすること」
歓迎会が成功したかどうかは、翌日に新人が誰かに話しかけられるかで決まります。全員の名前と顔が一致し、「あの人には聞きやすい」と感じられれば成功です。
幹事がやるべきは、日程と店を早く決めて、席次と進行に時間を使うこと。日程調整の作業はスケコンのようなツールに任せれば、集計にかける時間はゼロになります。


