- 取材の日程が決まらない3つの理由
- 手順1:依頼の時点で条件を出しきる
- 手順2:自社側の関係者を並行して押さえる
- 手順3:確定後に伝えること
- オンライン取材の場合
取材やインタビューの日程調整は、通常の打ち合わせより難易度が高くなります。取材対象者本人だけでなく、広報担当、カメラマン、ライター、場合によっては編集者まで——関係者が多く、しかも全員がそろわないと成立しないからです。
この記事では、依頼から当日までの段取りを、依頼する側の実務として整理します。
取材の日程が決まらない3つの理由
- 先方の窓口が複数ある … 広報を通すのか、本人に直接依頼するのかで動き方が変わる
- 本人の予定が最も押さえにくい … 経営者や専門家は数週間先まで埋まっている
- 撮影が入ると条件が増える … 場所、明るさ、機材、カメラマンの空き
手順1:依頼の時点で条件を出しきる
「取材させてください」だけでは、相手は判断できません。初回の依頼メールに必要な情報をすべて入れます。
件名:【取材のご依頼】◯◯についてお話を伺えないでしょうか(媒体名)
株式会社◯◯
広報ご担当者様突然のご連絡失礼いたします。
◯◯(媒体名)編集部の◯◯と申します。■ 取材の概要
テーマ:◯◯について
掲載媒体:◯◯(月間◯◯PV)
公開予定:11月下旬
取材対象:◯◯様
所要時間:60分(うち撮影15分)
形式:貴社オフィスにて対面/オンラインも可
同行者:ライター1名、カメラマン1名■ 希望日程
下記の日程で調整可能です。ご都合のよい日時をお知らせください。
- 11月10日(火)〜11月13日(金)の 10:00〜17:00
- 11月17日(火)〜11月20日(金)の 10:00〜17:00
上記以外でも調整いたしますので、ご希望をお聞かせください。
何卒よろしくお願い申し上げます。
所要時間に撮影時間を含めて書く
「60分」と伝えて実際は撮影で90分かかった、というのが最も信頼を損ないます。撮影・機材設営・片付けまで含めた実時間を最初に伝えてください。
期間で示す
取材相手は多忙です。ピンポイントの候補日を並べるより、「この2週間のうち平日日中」のように幅で示すほうが、先方が組みやすくなります。
手順2:自社側の関係者を並行して押さえる

先方の候補が出てから自社側を調整すると、間に合いません。依頼の時点で、ライターとカメラマンの空きを把握しておきます。
- 提示する期間について、ライター・カメラマンが動ける日を先に確認する
- 外部のカメラマンなら仮押さえの可否と期限を確認しておく
- 先方の希望が出たら即座に本確定させる
社内メンバーの予定は「社内予定調整」の使い方のように重なりから抽出すると速く、外部スタッフを含む場合は「複数人で予定調整」機能の使い方が向いています。複数社が絡む調整の進め方は3社間・複数社をまたぐ日程調整のやり方にまとめています。
手順3:確定後に伝えること
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 集合時間・場所 | 受付での取次先まで具体的に |
| 同行者の氏名 | 入館手続きが必要な場合があるため事前に伝える |
| 質問項目 | 前日までに送る。当日の質が変わります |
| 撮影の有無と内容 | 人物・オフィス・商材。服装の希望も添える |
| 必要なスペース | 撮影する場合は会議室の広さや窓の有無を確認 |
| 確認フロー | 原稿確認の有無、公開前の校正期間 |
質問項目は必ず事前に送る
取材相手にとって、何を聞かれるか分からない状態は不安です。事前に送っておけば、資料や数字を用意してもらえて、内容が濃くなります。
オンライン取材の場合
- 接続URLは確定と同時に発行し、前日にも再送する
- 録画の可否を必ず事前に確認する。当日その場で聞くのは失礼にあたります
- 通信が不安定な場合に備え、電話番号を交換しておく
- 写真が必要なら、別途データを提供してもらう段取りにする
ツールの選定はオンライン会議システムの選び方【2026年】を参考にしてください。
日程が動いたとき
取材はリスケジュールが起きやすい部類です。先方の都合で動く場合もあれば、こちらの都合の場合もあります。
いずれの場合も、カメラマンなど外部スタッフへの連絡を最優先にしてください。キャンセル料が発生する期限があります。伝え方は日程変更のお願い・お詫びメール例文にまとめています。
取材後の段取りも先に決めておく
取材が終わってからの流れも、日程の一部です。確定の連絡と同時に共有しておくと、後の調整が要りません。
- 原稿の初稿を送る日
- 先方に確認いただく期間(3営業日など)
- 修正の反映と再確認
- 公開予定日
まとめ
取材・インタビューの予定調整は、依頼の時点で条件を出しきる・自社側スタッフを並行して押さえる・質問項目を事前に送る・取材後の流れまで先に共有するの4点で、格段に進めやすくなります。
関係者が多い調整ほど、順番に確認するのではなく同時に投げることが効きます。考え方は日程調整を自動化する方法をご覧ください。


